とある法律研究所の夜
(舞台:行列のできるなんでも法律研究所・地下資料室。こぱお博士がレトロな新聞をめくっている)

🐾もふん補佐官(毛布にくるまって登場):博士ぇ…今日はどんな法律実験もふか?憲法?判例?まさか刑法の再構成とか…?
🧪こぱお博士(眼鏡をくいッと上げる):NO!今回は“政党”だよ。
しかも、国民が自分たちで創った“参政党”という、ちょっと変わった政党だ。
🐾もふん:えっ!? 政党って創れるもふ!? なんか棚とかイスをDIYするみたいなノリもふね…
🧪博士:まさしく“政治をDIYする”っていう発想なのだよ、もふん氏。
不満があるなら、自分たちで変える。その始まりから今に至るまで、これはまさに日本政治史の実験記録なのだ。
🐾もふん(目が輝く):わたし、政治ってむずかしくて遠い世界だと思ってました。
でもそれ、面白そう…博士、解説お願いしまーす!
(場面暗転、本編へ)
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参政党とは何か:結党の背景と理念

参政党は2020年4月に設立された日本の政治団体・政党である。
「政治を他人任せにせず、自分たちで創る」という“政治DIY”の理念を掲げ、既存の政党への不信感や政治的無関心層に訴える新しいスタイルの政党として誕生した。
主な理念は以下の通り
- 教育の立て直し(歴史・国語・道徳の重視)
- 食の安全保障(農業支援や国産重視)
- 国家の自立(外交・防衛・経済)
創設者・神谷宗幣とその前史
代表的な人物は神谷宗幣(かみや そうへい)氏。
福井県高浜町生まれ。若狭高等学校、関西大学文学部卒、関西大学法科大学院修了(法務博士、専門職)
2007年から吹田市議として政治活動をスタートし、2010年には「龍馬プロジェクト」という若手保守系議員のネットワークを立ち上げた。
彼の思想は教育改革・歴史認識・地方政治重視に根ざしている。
2019年にはYouTubeチャンネル「政党DIY」を開設。
政治や社会制度について語る動画で徐々に支持を広げていったことが、参政党の設立につながった。
2022年参院選:国政政党への躍進

2022年の参議院選挙では、全国の選挙区に45名、比例区に5名を擁立。
選挙区では全員落選したが、比例代表で神谷氏が当選。
得票数は177万票を超え、国政政党の要件を満たすこととなった。
この結果、参政党は正式に国政政党と認定され、地方議会への進出も加速していった。
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成長と課題:支持拡大と内部の摩擦

2023年の統一地方選では100議席以上を獲得し、地方議会での存在感が増す一方で、路線の違いや運営に対する不満から離党者も発生。
代表交代や組織体制の再編を経て、党としての成熟と課題が並行して進行している。
情報発信と“自分ごと化”戦略
参政党の特徴は、SNSや動画配信を駆使した政治の「自分ごと化」だ。
YouTubeやX(旧Twitter)、ライブイベントを通じて、「政治は生活に直結する」という意識を拡大させている。
この情報発信力と草の根支援は、従来の政党とは一線を画した強みといえる。
まとめ:参政党の歴史は「政治の主語を変える実験」だった
国民自身が主語となって動き出す——参政党の成り立ちと歩みは、日本政治における新しい文脈の創出である。
評価は様々あるが、その挑戦が多くの市民に影響を与えたことは確かだ。
夜が明ける、探究の続き

(舞台:研究所の窓から朝日が差し込み始める。こぱお博士は机の上に資料を整理し、もふんは眠そうにストーブの前で丸くなっている)
🐾もふん補佐官(あくび混じり):ふあぁ~…博士、長い夜でしたね。
でも、なんだか政治って遠い世界じゃない気がしてきました…もふ。
🧪こぱお博士(書類を閉じて):それが一番の発見だよ、もふん氏。
政治とは生活であり、日常であり、誰かに任せるだけのものではない。
参政党の歩みは、それを教えてくれる良い実験だった。
🐾もふん(うとうと):国民が主役…なんて、ちょっとドラマみたいだけど、そういう空気って大事かもしれませんね…。
🧪博士(微笑みながら):うむ。そして、制度や枠組みに頼らない新しい試みは、常に風に吹かれながらも進んでいく。その姿こそ、研究に値する。
🐾もふん(ふと目を開けて):次回はどんなテーマですか?比例代表?選挙制度?それとも…政党の資金の話もふ?
🧪博士(窓の外に視線を向けながら):フフ、もふん氏。夜は明けるが、探究に終わりはない。次回は――「政党要件とは何か?」に挑もう!
🐾もふん(目を輝かせ):よ~し!わたし、次回までに“政党”っていう漢字を3秒で書けるように練習します!
(舞台暗転。朝の光に包まれながら、探究は静かに次回へ続く)
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